あなたは、大切な人との関係や自分の人生に「完璧」を求めて、苦しくなってしまったことはありませんか?
「もっとこうなれたらいいのに」
「こんなはずじゃなかったのに」
そんな風に、心の中にぽっかりと空いた「足りないピース」ばかりを見つめてしまう夜が、私にもあります。
今回ご紹介するのは、Mr.Childrenが2012年にリリース、映画「僕等がいた」後編主題歌であり、アルバム(an imitation) blood orangeに収録されている名バラード『pieces』。
この曲は、不完全なまま生きる私たちを全肯定し、最愛のパートナーと歩む未来へ一歩を踏み出す勇気をくれた、私にとって「誓い」のような一曲です。
大人になった今だからこそ深く刺さるこの曲の魅力を、綴らせてください。

1. 「こんなはずじゃなかった」理想の軌道から逸れていく僕ら
この曲の冒頭、優しくも切ないメロディーに乗せて、桜井さんは私たちの心の声を代弁するように歌い始めます。
「ずっと笑って過ごしてたいのに 真っ直ぐな想いを抱きしめたいのに だけど口を突いて出るのは 『もう こんなはずじゃなかったな…』」
皆さんには、共に人生を歩んでいる大切なパートナーはいますか?
いる方は、最初からすべてが完璧だったわけではないかと思います。私もそうです。
お互いに足りないところもあるし、時にはぶつかって、「こんなはずじゃなかったな…」と、理想と現実のギャップに落ち込む日だってあります。
私たちはつい、誰かと付き合うときに「理想の100点満点の関係」を求めてしまいがちです。
でも、生きるということは、向かい風に煽られてバランスを崩しながら進むパズルのようなもの。
そして、1番のサビでは、バランスを崩し、理想や夢が叶わず悩む主人公がいます。
2. 夢という「piece」が粉々になったとき、悲しみを丸ごと吸い込んでくれる存在
「軌道を逸れて放り出された 夢が夢が萎んでいく どこかへ不時着しようかって頭を掠める 粉々になったら匂いに紛れて 君の元へ飛んでいくから そのときは思いきり吸い込んでよ」
ずっと憧れていた夢、目標にしていた理想。
それが叶わず、軌道を逸れて不時着し、粉々に砕け散ってしまう。
そんな人生のどん底の瞬間、人は強がることなんてできません。
たとえ格好悪くても、ボロボロになっても、その悲しみごと丸ごと「思いっきり吸い込んで」支えてくれる人がいる。
そんな風に自分のすべてを曝け出せるパートナーが隣にいてくれたら、人はどれだけ救われるでしょう。
どれだけ打ちのめされても、その悲しみを受け止めてくれる人がいるからこそ、私たちはまた次の一歩を踏み出せるのだと、この歌詞を聴くたびに優しく胸が締め付けられます。
そして、2番からこのパートナーと共に歩き始めていきます!
3. 魂が震えた2番のサビ。1人より2人の方が、もっと大きな夢「pieces」を描ける
1番で「夢が粉々になる絶望」を描いたからこそ、2番のサビで響くメッセージが、私たちの心に何倍もの光となって降り注ぎます。
「無くしたピースは見つからないけどそれでもパズルを続けよう全部埋まらないのは分かっている それでいいその空白はね これから僕らが 夢を描くための余白」
夢が粉々になって、心の中にぽっかりと空いてしまった大きな「空白」。
過去に失くしてしまったピースは、どれだけ悔やんでも二度と戻ってはきません。
人生というパズルも、大切な人との関係も、決して綺麗に全部は埋まらない。
でも、空白になったからこそまた新たな夢を描く余白ができたから、「それでいい」と前向きに。
かつて1人で憧れていた夢が粉々になってしまったけれど、今度は「パートナーと一緒に、もっと大きなものに向かっていく」という壮大な約束を交わすのです。
「いつか描いたやつより 本物にしよう」
この言葉からは、1人よりも2人の方が、もっと大きなものを、もっと素晴らしい世界を作り上げられるんだという『強さ』を感じます。
不完全な2人が手を取り合うことで生まれる圧倒的なエネルギーに、私は聴くたびにものすごい勇気をもらえるのです。
2人で進んでいくことで初めて夢という「piece」が「pieces」になっていくのかなと思います!
4. パートナーと生きる未来。不ぞろいな足跡を「本物」にする決意
「失くしたピースで空いてるスペースは 何かの模様にも思える まるで僕らが残した 足跡みたいだな その不揃いの一歩が 今日まで僕らが 共に夢を追った軌跡 また次の一歩を踏み出してみよう」
完璧なパズルじゃないからこそ、空いたスペースが愛おしい「足跡」の模様に見える。2人で迷い、傷つきながら進んできた「ふぞろいの一歩」こそが、かけがえのない奇跡です。
私はこの曲を聴くたび、今のパートナーと過ごすこれからの日々に向けて、ひとつの「決意表明」を胸に刻みます。
「軌道を逸れて放り出された 夢が夢が萎んでいく どこかへ消えそうだなんて頭を掠める でも消えてなくなっても無くなりはしないだろう 君と共に生きた軌跡 さぁ次の余白に続きを描こう いつか描いたやつより本物にしよう」
もしどちらかの夢が粉々になる日が来たら、その悲しみすら一緒に吸い込んで分かち合おう。
そして、1人では届かなかったような大きな夢を、これからの2人の未来で、笑顔で満たしていこう。
いつか若い頃に憧れたどんな絵空事よりも、泥臭くて、優しくて、愛おしい「本物の日々」を、この人と一緒に作っていこう。
この曲は、私にとってただの「お気に入りの音楽」ではなく、パートナーと共に未来を生き抜くための「誓いの歌」なのです。
5. 【独自考察】「pieces」は、結婚を迎えるカップルの人生そのもの?
ここからは私の勝手な想像なのですが、Mr.Childrenで結婚式ソングといえば、「365日」「Sign」「GIFT」ここが王道なのかなとおもいますが、この『pieces』も、結婚式ソングとしてもずば抜けて素晴らしい名曲なのではないかと私は思っています。
なぜなら、曲全体を通して、これから結婚を迎えるカップルの人生そのもののような「美しいストーリー性」が描かれているからです。
1番: 理想通りにいかない現実の中で、運命のパートナーと出会い、弱さを支え合う。
2番: お互いの足りない隙間を埋め合いながら、共に新しい夢を叶えに行く。
大サビ: これまで育ててきた愛で叶えた夢の、さらにその先へと2人で進んでいき、大きな夢の続きを描いていく。
単なるお祝いソングではなく、お互いの上手くいかずつまづいてきた過去や挫折さえも「決意表明」として丸ごと包み込むような解釈ができるこの曲は、まさにこれから新しい人生のスタートラインに立つ2人にこそ相応しいウエディングソングだと確信しています。
まとめ:あなたの人生の「余白」には、どんな「pieces」を埋めますか?
不完全なパーツを持ち寄って、時に不時着しながらも寄り添い合い、次の余白に続きを描いていく。
もし今、あなたが「人生がうまくいかない」「大切な人との関係に何かが足りない」と悩んでいるなら、どうかその空白を恐れないでください。
その足りない部分は、これから大切な人と、1人では見られなかった大きな未来を描くための「余白」です。
皆さんも過去のどんな理想よりも、今目の前にいる人と作る未来を、一緒に「本物」にしていけることを願っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!



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