【何かが終わりまた何かが始まる】Mr.Children『Starting Over』が教えてくれた、自分の心に潜む「モンスター」との戦い方

Mr.Children REFLECTION

大人になるにつれて、「失敗したらどうしよう」「人からどう見られているんだろう」と、見えない恐怖に縛られることが増えていきます。プライドが邪魔をして、一歩を踏み出せない夜もあるかもしれません。

Mr.Childrenの『Starting Over』は、そんな「自分の心の中に巣食う見えない敵」との戦いを、泥臭く、リアルに描いた名曲です。綺麗ごとだけではない、人間の弱さと再生の物語を、私の実体験を交えながら深掘りしていきます。

Starting Over情報

・発売日:2015年6月4日
・タイアップ:映画「バケモノの子」主題歌
・収録アルバム:REFLECTION

このStarting Overは、元々別曲である『足音〜Be Strong』になる予定だった曲。
一度ボツにして新たに楽曲作成され、今の足音の楽曲ができ、ボツにしたものをもう一度拾い上げて楽曲作成して生まれたものがこの『Starting Over』です!
全て例え話のような歌詞で構成され、曲そのものが物語になっています!

アメトークのMr.Children芸人でも芸人の方が激推しするほどの名曲で、楽曲もこの曲だけで何ヶ月もの日をかけつくられた、Mr.Childrenの最高傑作とも言える作品だと思います!

心の中に潜む「モンスター」の正体とは?

この「Starting Over」の1番では、他人からどう思われるかという「虚栄心」や、新しいことに挑戦して失敗するのが怖いという「恐怖心」、そして少し褒められたらすぐに調子に乗ってしまう「自尊心」。
これらをモンスターと例えて、主人公がこのモンスターと戦っていく物語のような曲になっています。

カッコ悪い自分を認められず、プライドばかりが肥大していく。
そのモンスターを終わらせるために、私たちは心のどこかで「散弾銃の引き金を引きたい」と、変わりたいと切実に願っているのです。

追い詰めた先で見えるモンスターの「弱さ」

2番では、この曲の中で主人公がそのモンスターを追い詰めていくと、最後に待っているのは「冷酷な悪者」ではなく、「孤独と純粋さ」があって、まるでそれは捨てられた子猫のように怯える姿であるという描写があります。

私はこれこそが人間の核の部分であって、その書くのも周りに、虚栄心、恐怖心、自尊心が囲っている、人間とはどんな生き物なのか、表現されている部分だと思います。

私たちが恐れている「自分の弱さ」や「コンプレックス」の正体は、実はただ怯えているだけの自分自身なのだと気づかされます。

強がって、大きく見せようとしているけれど、本当は傷つくのが怖いだけ。

このままロープで繋いで
飼い慣らすことができたなら

1番ではモンスターを仕留めようとしていたんですが、2番ではこのモンスターの弱さも手懐けてる行こうとしています。
自分の中のモンスターは仕留めてもまたすぐに生まれてくるものです。何かが生まれまた何かが死んでいくという歌詞はこのことを言っている気がします。だからこそ、飼い慣らそうとして、自分のコントロールをして、うまく付き合っていく術を探す。
人生の永遠の課題ですね笑

これがすごく難しくて、何が正解なのかもよく分かりませんし、生きている間で答えを見つけることができるとも思えませんよね笑

人生には数え切れない選択肢や可能性があって、自分が本当に求めていたものが何なのか、分からなくなってしまう時がある。

迷路から抜け出すためには、やはり自分の中の弱さと真っ直ぐ向き合うしかなく、答えも存在しないのかもしれないと考えさせられます。

何かが終わりまた何かが始まる!人生は常にモンスターとの戦い!

人生は、一度大きな決断をしたら終わり、ではありません。
どれほど穏やかな夕暮れを過ごしていても、真夜中の静寂が訪れると、またふと不安や恐怖という名のモンスターが暴れ出しそうになる。
悩み事で寝付けない時のことなのかなと個人的に思いながら…笑

ですが、結構寝て起きてしまえば忘れてしまうことって結構あると思います。

僕はそっと息を殺し
弾装に玉を込める

というように、夢の中でモンスターを仕留めて、次の日を生きようという、メッセージにも捉えられるような気がしますね!

何かが終わりまた何かが始まるんだ

このフレーズが示すように、人生は終わりの連続であり、同時に始まりの連続です。
完璧な自分になれなくても、失敗を恐れて足がすくんでしまっても、今日という日をやり直す(Starting Over)ことは、いつだって、何度だってできる。何度でも生まれ変われる、そういう希望を持たせられた歌なんです!

まとめ:今日からまた、新しく始めるために

『Starting Over』は、「頑張れ」と背中を押すというよりかは、自分とのモンスターと向き合い、その先にある未来がいいものであるように願っていく曲かなと思います。

むしろ、自分の中の醜さや弱さと戦い続ける夜に、そっと寄り添って「お前も戦っているんだな」と分かち合ってくれるような曲です。

もし今、何かに行き詰まっていたり、過去の失敗を引きずっていたりするなら。 完璧じゃなくていい。今日という日を、また新しく始めればいい。そう思えた時、あなたの心の中でも、未来へ向かう確かな光が見えてくるはずです。

Mr.Children 「Starting Over」

Mr.Children『Starting Over』Live from TOUR 2015 REFLECTION (※YouTubeへジャンプします)

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