あなたは、まだ世界中の誰も知らない「名曲」が発表される瞬間に立ち会ったことがありますか?
私にとってのその日は、2017年。Mr.Childrenのデビュー25周年を祝うツアー「Thanksgiving 25」のバンテリンドーム(ナゴヤドーム)公演でした。
お祝いムード一色の会場で、突如として鳴り響いた「誰も知らないイントロ」。
今回は、私が人生で最も衝撃を受けた一曲、**『himawari』**との出会い、曲の魅力について語らせてください。

1. バンテリンドームが歓声で溢れた「未発表曲」の衝撃
25周年のライブですから、ファンはみんな「次はあの名曲かな?」「それともあの定番曲?」とワクワクしていました。そして、その期待を裏切ることのないセットリストで大盛り上がりのライブ。そんな中、桜井さんが放ったのは、
「デビュー前からMr.Childrenを聞いてくれている人も、最近聞いてくれるようになった人も誰も知らない曲をやりたいと思います。なぜなら、その曲は今日初めて演奏する曲だから」
という言葉。
その瞬間、ドーム全体に驚きの歓声が響き渡りました!
「優しいけど激しくて、真っ直ぐだけど捻くれていて、綺麗だけど汚れていてそんな説明しようのない気持ちが曲になっています」
こんなMCが綴られ演奏された「himawari」
イントロが流れた瞬間、そのMC通り、激しいんだけど、どこか優しさや切なさを持ったようなイントロだったことを覚えています。
• ライブの雰囲気:
誰も歌詞を知らないからこそ、5万人が一言も漏らさぬようステージに釘付けになる異様な静寂。
• 私の記憶:
桜井さんが演奏前に話したMCの言葉が詰め合わされてるような、大サビ前のイントロ部分、大サビに向けて激しくなる演奏や、叫ぶような熱唱。
聴き終わった後、感動したのはもちろんのこと「とんでもないものを聴いてしまった」という衝撃で、すぐにもう一度聞きたくなってしまうほどの名曲でした。
2. 「優しさの死に化粧」……毒を含んだ歌詞の美しさ
後日、映画『君の膵臓をたべたい』の主題歌として映画の予告編が発表された、そこで歌詞の一部分をはっきりと聴くことができました。
「いつも透き通るほど真っ直ぐに 明日へ漕ぎ出す君がいる 眩しくて綺麗で 苦しくなる」
一番印象深かったのはこの歌詞でした。
病気でもうすぐくる死という恐怖と対峙するかのように、まっすぐ笑って進んでいく姿を見て、辛くなったりする気持ちや、自分と比べ物にならないくらい強い心を持っていて、自分自身これでいいのかと思わせられるような、心情がここに詰まっているすごい歌詞でした。
ミスチルの真骨情は、「綺麗なものの中に、鋭い棘(毒)を忍ばせる」ところにあると思っています。
曲の冒頭の歌詞、
「優しさの死に化粧で 笑ってるように見せてる」
この表現、聞いた当時はすごく衝撃的な言葉でした。そしてどういう事だとかなり悩んで考えていました笑
死に化粧は亡くなられた人に生前の明るい時のような化粧を施すことですが、おそらくこの部分では曲の主人公は生きているのかなと勝手ながら思っています!
覚悟を決めて、辛い時でも笑いながらみんなに振る舞う様を「優しさの死に化粧」と表現しているのかなと私は捉えています。
表現力の塊だなと思うと同時に、日本語の面白さ、奥深さを感じさせてくれます。
明るい「ひまわり」という言葉の裏側に、諦めや孤独、それでも消えない希望を詰め込む。このコントラストこそが、私がミスチルを愛してやまない理由です。
3. 25周年から35周年へ。咲き続ける『himawari』
あの夏、ドームで初めて聴いた『himawari』は、今やライブで多く歌われている王道の曲になりました。
映画の物語とも重なり、聴くたびに「大切な人を想うことの切なさと強さ」を教えてくれます。
「諦めていくこと。側に居ること。曇った鏡に暗い気持ちが映る」
そんな暗闇さえも、力強いバンドサウンドで光に変えてしまう。
来年に控えた35周年ライブですが、この「himawari」も来年で10年の誕生日を迎えます!35周年ライブで聞きたいなと思っています!
どんな曲を歌うのかワクワクソワソワしながら君の膵臓をたべたいの主人公のように1日1日を大切にして過ごしていきましょう!
ではまた、次回お会いしましょう!


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