みなさん、こんにちは!
今回ご紹介するのは、Mr.Childrenが2005年に発表したアルバム、I LOVE Uに収録されている名曲【CANDY】です。
タイトルだけを見ると甘くて可愛いラブソングを想像するかもしれませんが、歌詞の奥深くへと潜っていくと、胸を締め付けられるような切ないストーリーが隠されています。
今回は、この曲が持つ真実の姿を、日常の情景や心理描写に沿って深く丁寧に紐解いていきましょう!
①曲情報
発売日:2005年9月21日
収録アルバム名:I LOVE U
タイアップ情報:特になし
2005年にリリースされたアルバムの核心を担う一曲であり、シングルカットされていないものの、ファンの間では圧倒的な人気を誇る、ミスチルを代表する隠れた名曲です。
TikTokでもよく使われている印象があります。
②1番AメロBメロ
あきらめよと諭す回路に
君がそっと侵入してきて
何食わぬ顔で 夢をチラつかす
上手に包んで仕舞ったものが
飛び出したいと疼いてる
痛い記憶を最後に
寝たふりしていたくせに
物語は、かつて何かを追いかけて痛い思いをして、一度は諦めた夢を、君という存在がまた呼び起こして心が疼いている場面から始まります。
もう傷つきたくないと心の奥に上手に包んで仕舞い、寝たふりをしていたはずの感情。それが君によって再び動き出します。
主人公はきっと、自分が夢を叶えた姿を君に見せて、かっこよくありたい、君にとっての憧れであってほしい、というような未来を思い浮かべているのかもしれませんね。
③1番サビ【柄でもないけど〜】
柄でもないけど 会えると嬉しいよ
悩んだ末に想いを飲み込む日々
ほろ苦いキャンディーが
まだ胸のポケットにあった
気付かせたのは君
ここでは、自分の悩みを君に受け止めてほしいという切ない心情が描かれているのだと思います。
悩んで苦味を帯びてしまったキャンディーのような感情。
それを胸のポケットから引き出し、気づかせたのは他でもない君なのだから、この苦さも君に受け止めてほしい、というような甘えと葛藤が入り混じった状態でしょうか。
そして、この曲において【CANDY】とは一体どういう意味なのか、引き続き歌詞を読んで紐解いていきましょう。
④2番AメロBメロ【多くのこと求めすぎて〜】
多くの事を求め過ぎて
出来るだけ側に居たくて
そんなことをしてる間に息が詰まる
大抵 人はこんな感じで
大事なもんを失うんだろう
そして凝りもせず 君を欲しがってる
ここでは、多くのことを欲張っていくと大事なものを見失っていく、というまるで格言のような言葉が綴られます。
それでもなお、凝りもせず君を欲しがっているという、その人に一途な心情が描かれています。
客観的に見れば少し強欲な感じもしますよね、笑。きっとこの主人公はまだまだ若く、人生のなかで色々なことを経験し、失敗しながら学んでいく時期にいるのではないかと感じられます。
⑤2番サビ【みっともないけど〜】
みっともないけど すべてが愛しいよ
ふと夕暮れに孤独が爆発する
甘酸っぱいキャンディーが
僕の胸のポケットにあるんだ
君が食べておくれ
ここでは、孤独すぎて寂しさが爆発してしまうほど、君に対しての愛が溢れかえっている心情が表現されています。
そしてここで、この曲のタイトルでもあるキャンディーの正体が見えてきます。
この曲の【CANDY】とは、主人公にとっての、夢、のことなのではないでしょうか。
夢というのは君と繋がることの夢かもしれませんし、あるいは主人公がひたむきに追いかけている純粋な夢なのかもしれません。
この【CANDY】という言葉一つで、聴き手によっていろいろな捉え方ができ、どんな場面にも共感できる歌に変わるのが、この曲の本当に素敵なところです。
⑥大サビ前から大サビ【昨日の夜〜】
昨日の夜 いつもの偏頭痛が僕を襲って
飲み込むタブレット やけに会いたくて
声が聞きたくなって
みっともないけど すべてが愛しいよ
ひとり夜更けに孤独が爆発する
ほろ苦いキャンディーが
まだ胸のポケットにあった
ただ ひとつだけ
甘酸っぱいキャンディーが
まだ胸のポケットにあるんだ
君が食べておくれ
曲はいよいよクライマックスを迎えます。
ここでは、キャンディーという夢を追いかけて、心身ともに疲労困憊になった主人公が、苦しみながらでも、必死に君のことを想像している様子が浮かびます。
もう自分一人では救いようのないような、激しい依存が主人公の心を支配しているような気がしてなりません。
そんな苦さや酸っぱさが入り混ざったキャンディーのような想いを、君という存在と共有しないと、今にも心が壊れていってしまいそうな、痛烈に胸を締め付けられる瞬間です。
そして切ないことに、おそらく最後までそのキャンディーを君に手渡すことができないまま、この曲は締めくくられることになるのだと思います。
・【CANDY】まとめ
Mr.Childrenの【CANDY】は一見すると可愛らしいタイトルですが、その中身は、夢を追いかけることの苦しさや、大切な人を激しく求めるあまりに壊れそうになる、人間の生々しい内面を描いた名曲です。
キャンディーという言葉に、自分自身の夢や、大切な想いを重ね合わせて聴くと、その切なさは何倍にも膨れ上がりますよね。
みなさんにとって、胸のポケットにある【CANDY】とは、いまどんな夢の形をしていますか。ぜひコメント欄でみなさんの熱い感想を聞かせてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!また次回お会いしましょう!



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